素人引っ越しセンター
どうも。
最近何をやっても車を運転したいなぁ〜とフラストレーションが出てきてしまいます。
というのもドライブも趣味ですので。
また車を借りてどこか遠いところへ行こうかと思ったのですがもう韓国の観光地の大半は行きましたし目的地無しで運転すると必ず迷うのでどうしようか悩んでいました。
しかし今朝はなかなかいいタイミングでした。寝ている時は高確率で着信に気づかないのですが、たまたまベッドから落ちて早起きしていた自分もグッドです。
というのも友人から電話があり内容はこうでした。
友「よう。元気か?」
僕「死にそう。」
友「そうか、なら死ぬ前に頼みがある。」
僕「なんすか。」
友「俺の友達が引っ越すんだよ。このなんにもない時期に」
僕「きっとアレだよ。やくざが地上げして引っ越す羽目に...」
友「お前、トラック運転できるだろ。頼む」
僕「任せてください。」
という事でまずは友人と大学で落ち合い電車でレンタカー店に行き車を借りる事に。
休みにも関わらず電車は人でいっぱいでした。特にカップルで。
友「あーアレだね。カップルばっかりだね」
僕「うん。暑苦しいな。」
友「うん。暑苦しい。」
僕「...」
友「俺と手を繋ぐかい?」
友人がイカレてすぐに目的地の駅に到着。
店で2tトラックを借りました。
こんな感じでした。
レンタル料金は友人の友人が後で払うというので割り勘で出し出発。
ここからは高速道を30分程走ると最終目的地はすぐそこ。つかの間の乗り心地の悪いドライブを楽しみました。
僕「いやぁ、マニュアル車なんて滅多に乗れないからなぁ。楽しいや。」
友「その棒ガチャガチャするの面倒くない?しかもペダルが3つあるってどういう事だよ。足は2本しかないんだよ。」
僕「ガチャガチャは面倒だと思うじゃん?でも楽しいんだなこれが。ペダルに関しては怒るなよ。」
友「まあ、どうでもいいや。それよりこの先渋滞じゃね?」
僕「だね。つかここら辺微妙に坂じゃん...」
友「ん?それより車止めたら隣の車見てみろよ。」
車を止める
僕「どれ、どの車?」
友「あれ、シルバーの外車」
僕「あぁ...カップルだね。」
友「うん。いちゃついてるな。」
僕「うん...楽しそうにしてるね。」
友「俺と手を繋ぐかい?」
友人がまだイカレていた事に驚きつつ友人の友人宅に到着。
意外にも荷物が多く友人と2tトラックを選んで正解でした。
荷物を詰めてしっかり固定した後少し休憩しました。
その際友人の友人とも少しは仲良くなりコンビニで軽食を買い食べ終わったところで出発。片道1時間でしたがかなり楽しかったです。
ここからは僕の友人は友1
友人の友人は友2です。
友1「あー荷物思ったより多かったわ。特にあの段ボール何入ってるの。重過ぎ。」
友2「エロ本。」
友1「いくらなら売ってくれる?」
友2「そうだね。巨乳特集の奴は500円ね。」
友1「んじゃいらね。」
友2「高くねえだろその値段...」
僕「(つかエロ本なんだあれ...)」
友2「なあなあ、僕君、君がトイレ行ってたときこいつ俺に何言ってたか知ってる?」
僕「...俺と手を繋ぐかい?じゃないの?」
友2「なんでわかった!?」
僕「うん...なんでだろう。」
僕の友人はホモなんじゃないかと疑いつつ楽しく談笑していると目的地へ到着。
レンタカー店から出発してからずっと広い道ばかりだったので楽に来れました。
しかし新居はまさかの高層マンションでした。
僕「え...お前何階に引っ越すの...」
友2「2階。18階だったら業者呼ぶからw」
初めからプロに任せとけよと思いつつ安心したとこで荷物をさっさと運びました。
でも久しぶりに体を動かす事も出来たし運転も出来たので楽しかったです。ちなみに段ボールの中を見たのですが本当にエロ本が数冊入ってました。
アメリカかどっかの外国のポルノ雑誌らしく表紙に大きく「Winter Special」って書いてありました。
確かにあの胸の大きさはSpecialでした。
運び終えて部屋で休憩していると友人の友人のお父様が突如来訪。
父「いやぁ、ホント申し訳ないね。引っ越しは全て息子に任せたら業者じゃなくて君たちに任せてたとは知らなかったよ」
僕「いえいえ、どうせ暇ですし。」
父「これは感謝の気持ちです。受け取ってください。」
その手には茶色い封筒が。僕はすかさずこう言いました。
僕「ありがとうございます。」
しかし友人、すぐさま僕に対しこう言いました。
友1「山分けな。」
僕「...」
後で僕の友人にもしっかり茶色い封筒が渡されました。
トラックを戻し家に帰り封筒を開けるとそこには日本円でおよそ3万円入っていました...
日本一周する時にしっかり使わせていただきます。ありがとうございます。
ではまた。