生けるモジャ毛...そして伝説へ。
どうも。
最近肉食系女子が凄い事になっていると感じるノーネームです。
というのも水曜は僕みたいに海外に長く住んでいる韓国人や留学生だけが聞く事が出来る授業があり、それを聞いていたのですが、ここにいる日本人留学生の女の子一人がすこしうるさい子で、日本語を話せる人には必ず絡む子でした。
僕はとにかく静かに居たいので、心音を消すかのごとく静かに今まで過ごしていました。おかげで日本から来た人とは思われなかったらしく絡まれていません。
なので休み時間は静かに過ごしているのですが、いつも同じ留学生の娘と話す内容が凄過ぎる。
彼女は所謂肉食系女子で、もう恋バナとかで毎週この授業の休み時間は盛り上がっています。恋愛や結婚に積極的なのはいいのですが、積極的すぎてだんだん男を攻撃するような話に変わったり、最近は変な方向へ進みすぎてとんでもないことを言うようになりました。
先週は「肉食系女子がいるなら肉食系男子もいるってことじゃない?そんな二人が出会ったらすごいことにならない?お互いを貪り食う感じ?wもうぐうの音が出ない程貪りたいわw」とか言っていました。
僕にはライオンとライオンが争い共食いしているシーンを想像し足がガッタガタ震えました。
しかし、今週はもっと凄かった。
肉食系女子「マジさ、結婚しない男性とか生きる価値無いでしょ。」
肉食系女子「もう結婚しない男子は去勢しろ去勢。」
肉食系女子「だいたいやれ草食だやれ肉食だうるさいわ!変な流行にのってんじゃねーよ!ってなw」
肉食系女子「こういうのは国がどうにかするべきっしょ。じゃないと愛の無いSEXで悲しむ女性が増えるだけ。」
友人「そうかもねぇ〜」
僕「(なんすかその人類股間計画は...)」
別にどう言おうが構いませんが、あんたの勝手な考えで僕のムスコを切除されるのだけはごめんです。あと、怒らないで。せめて笑いながら話して欲しいっす。冗談っぽく聞こえるから気が楽です。とにかく笑って欲しいです。
笑えばいいと思うよ。
さて、そんな草食系男子の僕は最近髪の毛がもじゃもじゃになり凄い事になっています。
ブロッコリー?それともカリフラワー?
いいえ。
天パーです。
見てください。
ワックスをつけたかのようなこの立体感。
てっぺんには龍のごとくうねるアホ毛。
まるで鳥の巣のような。
そう
天パーです。
大事な事なので二度言いました。
というのも僕は天パーが嫌で嫌でしょうがないのです。
湿度が高い6月は最悪です。前髪なんてマッチが載せれる程カールを描いてたりします。
それから髪を解かそうとすると第一回目の解毛作業ですぐに毛が絡まり痛みのあまり目から涙があふれる。
ここまでくるともはやブラッシングは修行。髪を切る時は地獄です。
店員は必死に髪を解かそうと奮起しブラシをこれでもかと降ろす。そんな僕は痛みに耐える為歯を食いしばる。他の人から見たらそれは拷問だろう。ランボーも真っ青です。
しかし幸い僕はマゾっ気があるし、髪を切ってくれる人はいつも若いおっぱいの大きなお姉さんで、むしろご褒美なので問題ない。
いつも迷惑かけてしまい申し訳ないと思う。ごめんなさい。
しかし、私とて今までこれを放置させて来た訳ではない。
いつも自宅ではパンテーンを使いしっかりと泡をつくり優しく洗っているのですが、治らない。コンディショナーを使ってもダメ。髪を乾かししばらく放置するとすぐこうなります。
あまりにも頑固なパーマなので女の子にいつも持参しているアイロンで試しに後ろ髪をすこーしだけ矯正かけようとしたのですが、あまりにも頑固な天パーに女の子も入念にアイロンで髪を熱し、最終的には髪の毛が焼き切れてしまいました。めっちゃ怖かったです。
もはや、「陰毛」と呼ばれてもおかしくない天パーなので、外へ出るのが少し億劫なのですが、今日ロシア人留学生の女の子とご飯を食べに行きました。髪型だけはどうにかしたかったのですが、もういくら頑張っても治らないのでこのまま行きました。
んで、美味しいレストランを予約したのでそこへ案内し軽く雑談をしていたら女の子がじっと僕の目より少し上を見ていました。多分僕の髪を見たとおもいます。
僕「(あかん。これはあかん。)」
脳内で大阪弁が出てしまう程焦りました。僕博多弁か長崎弁しかしゃべらないのに。
「なんやこの陰毛みたいな髪キモいわ〜」と思われているのだろうなと内心諦めたその時!
女の子「いつも思うけどその髪型すごく可愛いと思うよ///」
と言われました。
ちょっ...
惚れてまうやろーっ!!
もう一度言います。
惚れてまうやろーっ!!
僕はこの日程天パーだった自分に感謝した事はありません。
初めて天パーを褒められて気分よくなってシーザーサラダなんて注文しちゃったよバカヤロー!
僕は女の子の言う「可愛い」はあまり信用していないのですが、この日は信用してもいいと思えるようになりました。
だって、彼女がもう慈悲深い聖母マリアのように見えるからです。オクサーナという名前ですがマリアと御呼びしたかった。
どうやら世の中まだまだ捨てた物じゃないなと実感しました。今思うとこの幸せな日を迎えるまで苦行だった...
高校生に妹に「モジャ毛」と呼ばれ見下された大学一年生の夏。ショックで坊主にしようかと悩んだ日もありました。
かと思えば大学一年生の冬、末っ子の妹に御子様ランチについている国旗のついた爪楊枝を刺され、勝手にイギリス領土にされた事もありました。
しかし今の私は、高らかにこう叫びたい。
全国の天パーに幸あれ!