不幸中の幸い。
ども。
持っているカメラで唯一のフィルムカメラだったFM10がお亡くなりになられました。
実は随分前の話になるのですが、週末写真を撮りに外へ出かけたのですが露出計がつかない...
電池が切れたのだと思い電池を買って入れるも作動せず。
結局フィルムカメラをたくさん扱うカメラ屋へ行き診てもらう事10分。
「露出計壊れてますね〜」と恐れていた結果を告げる。
「あとシャッター幕も交換した方がいいですよ〜」とまさかの別の箇所も不具合が...
「修理するのもいいんですけど時間が結構かかりますがどうしますか?」と聞かれる。
このカメラ機械式シャッターで露出計が壊れても計算をすれば適正な写真を撮る事は可能。
しかしそこまで上達していないし修理できるのなら修理したいのだが時間がかかるのは困る...
というのもこれで人を撮る予定だしすぐに修理して欲しいと頼み見積もってもらうも早く修理できても普通に撮影日に間に合わない。
今までこのカメラでいろんな場所を行きいろんな人を撮り肌身離さず持っていた頃を思い出します。
そして僕はもう全てがどうでも良くなり思考が停止していました。あとなんか少しだけキレていました。
突然の事でショックでしょんぼりしている自分を見かねたのか店主が「実はおじさんさぁ...」と口を開く。
「おじさんさぁ趣味でNikonのフィルムカメラを全部集めようとしてるんだよ〜いわゆるコレクター的なさ。で、個人的にこのカメラを少し高値で買い取るのはどう?」という提案を出してきた。
価格は標準レンズ込みで日本円で1万9000円でした。
ここで火がつく自分。2万円で。としつこくいい2万で買い取り成功させました。
まあ、これで新しいFM10を買えばいい...
50mmレンズがあるし本体だけなら安く買えるだろう。日本でならAmazonで新品で買えるしまた探せばいい...と思いせっかくなので店の商品棚を見ると...
Nikon F3HPの本体が日本円でおよそ2万円程で売られていました。
あら、いい値段じゃない。
という訳で買いました。
Nikon F3HP
こちらのカメラは見た目はレトロなカメラですが実は電池を入れないとシャッターが切れない電子シャッター式を採用。機械式ではありません。
LR44というボタン電池を2個使用する仕様となっており電池は僕の使い方だと大体1年半で切れるみたいです。
電池が使えなかった時の為にエマージェンシーシャッターが装備されておりこれは機械式で電池がなくともシャッターが切れますがシャッター速度は1/60固定。あくまで緊急用です。
車で言うならハイブリッドだと思えばわかりやすい。
手に持つとFM10以上にフィットします。
しかし重い。でもこれは許容範囲内。
ファインダーは非常に明るく見やすいです。露出計の表示もすぐに理解しましたし、F値がいくらかなのかもファインダー内で確認も出来ます。
すごい。すごいぞ。使いやすい。
買って正解でした。使いやすいし眼鏡越しにファインダーをのぞいても不便じゃない。ボディーも頑丈でいい買い物をしました。ほぼタダで買いましたし。
機能も豊富でまだ使いこなせそうにはありませんがこれから使い倒そうと思います。
でも...あのチープで軽くて少し暗いファインダーのFM10が未だに忘れられません。
あのカメラはフィルムカメラの基礎を教えてくれた師匠でした。
使用頻度は多く愛着があったので今でも少し後悔しています。
そのうちまた買い直すかもしれません。
とりあえずF3HPでいろいろ撮って現像してみたいと思います。
ではまた!